講師が中学時代に読んだ本⑧(最終回)
2009年6月26日 jukutyou | コメント(0) | トラックバック(0)
8回目の最終回は金本先生(二十代女性)に締めくくってもらいましょう。
※注意事項
金本先生が面白かったと思ったのは次のような作品です。
先生のコメントをそのまま掲載しますね。
「車輪の下」のコメント
名作というだけあって読みごたえ抜群です。
周囲の期待におしつぶされる、繊細で純粋な少年ハンスの姿は
切なく悲しい。現代の教育にも通じるものがあり、共感するし
考えさせられる。
叙情的な表現が美しく、読みやすい。
「DIVE!!」のコメント
森さんの話はどれも素敵ですが、私はこれが一番好きでした。
飛び込み競技に打ち込む少年達の姿を描いた作品。
少年達の一瞬一瞬の煌めきが目の前に浮かぶよう。
夏になると読みたくなる一冊。
「黒い兄弟」のコメント
19世紀のドイツ、イタリアを舞台に、少年売買、少年労働の
過酷さを描いた作品。過酷・劣悪な状況下で支え合う少年達
の絆に心が温まる。
「おやすみなさいトムさん」のコメント
疎開してきた少年と老人の心の交流を描いた作品。暖かい
気持ちになれる。
「キッチン」のコメント
傷ついた女性が、癒されていく過程を描いた作品。
癒しとは些細な、何気ない日常の中にあるのだと感じる。
面白かった作品にあげられた中に「車輪の下」があります。
これは同世代の谷口先生(第4回)もあげてましたね。
以上で講師の中学時代に読んだ本の紹介は終わりです。
ざっと見ると、女性講師は外国文学の方に共感を得ている
ようです。男性諸氏は外国の名作といわれる作品を誰も
あげてません。この塾でも、男性は内向き、女性は外向き
の傾向があるのでしょうか(笑)。
また機会があれば別の企画をやってみようと思います。
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